冬来たりなば

 

冬が好き。

 

私は血行がいいから手足も冷たくならないし、唯一寒い顔も、今年はマスクで寒くならない。

冬の女と言われるし、たぶん俗に言うパーソナルカラーも冬。

外で吸い込む息がすごくクリアでキッとしてて。

お気に入りのコートとストールで出かけるのも楽しい。

コンビニのカフェラテを持ったときの暖かさも、外から家に帰ったときのhome感もたまらない。

今はコロナがあるから笑えないけど、小学生の時はほぼ必ずかかるインフルエンザさえ、1週間の休暇みたいで嫌いじゃなかった。

通りすがりのちょっと顔見知りの人と、寒いですねと一瞬目で会話できるのもいい。

寝る前にエアコンを消して、部屋の温度がだんだん下がっていく中眠るところまで、一日中冬が好き。

 

「冬来たりなば 春遠からじ」

この言葉はすごく綺麗だけど、でもまた季節は巡ってそのうち冬になるってことを忘れてると思う。

 

「冬を愛する人は 心広き人
根雪をとかす大地のような ぼくの母親」

懐かしい四季の歌、冬はなんだっけなあと思って見たら、心広き人で嬉しくなって、

でも同時に二行目でちょっと笑っちゃった。